とあるジャンルWebオンリーで、イベント内企画の主催をした話

自分の思考整理振り返り、あとオンリー内企画なにかしたいなって方の参考になれば、と思って時系列順に書き留めます。
Webオンリー会場はピクスク(pictSQUARE)です。
※以降の文章はピクスクがどんなものか知っている前提で記載してあります。

そもそもの企画内容

会場内の参加サークルさんをまわって、KWをあつめて、本部に向かおう!
参加サークルさん全員分の推しペーパーが手に入るぞ!
という、会場内スタンプラリーの文字版という企画でした。
https://twitter.com/eofaverally/status/1339155810648272897?s=20https://twitter.com/eofaverally/status/1339155810648272897?s=2

企画を思いつくまでの経緯

蛇足なので、読まなくても大丈夫です。※思考整理を兼ねているので、長いです。
クリックで表示

新型感染症の最中、受かっていた夏コミが中止となりました。
その中でも新刊を書き上げ、6月エアブーにて発行するも誰の手にも取ってもらえず頒布数0という実態。
このときの心境としては、がっかり半分、デスヨネーという納得半分。
各サークルの指定したリンクが張ってあるだけのページでは、従来のイベントで感じたわくわく感や期待感がまったくもてず…。(個人の感想です)
ただただ、リアルイベントへの恋しさを募らせるばかりでした。
そんな折、ピクスクさんの参加レポなどが自分のTLにも流れ始める。
ほうほう、こんなものがあるのか!と8月末のピクスクイベントへサークルで初参加することを決めました。
その準備に追われる最中、ピクスクでジャンルwebオンリーが開催されることが告知される。(即、申し込みました。)

思い立ち

何気ない友人との会話の中で、ちょっとじくじくしたりしてました。
自分の中では、ピクスクが結構hotな話題だったのですが、友人はまったく知らないということに温度差を感じてしまい…。
ただ、これは私が勝手に感じてしまったことなので、友人をとやかく言うつもりはまったくないです!念のため。

そして、やっぱり頒布数0の経験が結構こたえていまして…。
大手さんやネームバリューのある方ならまだしも、自分は島中の小規模サークル、告知をしたところで拡散力もない。
でも、そういうサークルってたくさんいるはずで、でもだからといってその方たちの作る作品が誰にも刺さらないなんてこと絶対ないでしょ!!!!!って思ってました。
※だって、自分がお金をだしてでも欲しい本を自分で描いているので…。一瞬でも自分に刺さってるから形にしているのだと思います。多分…。

そういうのを見つけられる、見つけてもらえるのがイベントの醍醐味なのかなあ、とも考え始める。

このツイートにスレッド形式で草案をもにょもにょ書いてるので、気が向いたら読んでみてください。自分の原稿の傍ら、悶々とこんなことを考え始める。
というのも、

  • WebオンリーのSP数が爆速で埋まり始める→拡大に次ぐ拡大
    (この時点で300SPが埋まっていた。最終的に500SP満了)
  • 立地関係なく参加できるということで、知らないサークルさんをたくさん見かける
  • 展示のみOKという敷居の低さから、初めてサークル参加されている方もたくさん見かける

ここらがあって、また自分も「イベント感」ってなんだろうって考えていた時期でした。

8月末、テストイベントへの参加して

8月末に参加したピクスクイベントは楽しいながらも人はまばらで、皆さんがいろいろ探りながら試している空気を感じていました。
自分もずっとピクスクのイベント会場にいたわけではなく、時々イベント会場を覗く程度でした。
以降、ピクスクでも無料お試し期間ということもあって、たくさんのお試しイベントに一般/サークルともに参加。自分の感じる「イベント感」の正体を掴めたような気がしました。
肝心の「イベント感」ってなんぞや、ということなんですけど

  • 熱気
  • 思いもよらない出会い
  • たくさんの人が楽しんでいるんだ、という共感性
  • そこでにしか手に入らない、出会えないものがある

なんじゃないかな、と思いました。※これは私個人が考えるイベント感です。

もちろん、欲しい本が手に入るが前提なんですけど、それだったら書店さんの通販でいいんですよ。
ただリンクを張られているだけでは、満たされないものがあるのは絶対なんです。
なので、ピクスクさんのイベント形態はwebという媒体からすれば、ちょっと非効率なんですけど、だからこそできることがある!と感じました。
だからといって、リアルイベントで感じた「イベント感」そのものが感じられるなんて思ってなくて。
ただ、その差を少しでも埋められるんじゃないか、と思った企画でした。

くわえて、イベント主催さんが参加サークルに向けて、お試しイベントに是非参加してください!とアナウンスされていたんですね。
これは自分も同意で、ピクスクはアナウンスが不親切なことが多く、やってみて気づいた!ということが起こりがちで。
本番間際になってあれ?ってなると焦ると思います。 

そして思ったのが、一般参加者さんのこと。
自分が初めてピクスクイベントに参加したのは、一般参加でした。試しにどんなシステムなのかな、と当日開催しているイベントにふらりと立ち寄る感覚で。
※この気軽さがWebイベントはいいですね!

そうしたら、わからないことだらけで!
移動速度は遅いし、マップはわかりづらい。自分が会場のどこにいるかもわからない。参加サークルさんの店舗を覗くのもちょっとドキドキ…という状態でした。
これは慣れが必要…。と思ったことを覚えています。

でも、楽しかったことがあって。
それは各店舗アレンジにサークルさんの色がよく表れていたことです。アバターを作成されている方も多く、知らないサークルさんでもちょっと見てみたいなって思ったり。
で、一般参加者さんが準備不要(登録は必要ですが…)のイベントに予行練習してくるかという話。

ありえない、と思いました。

でも、せっかくのオンリーイベント、しかも今回のオンリーイベントのスペース数は膨大。
是非、会場内を回ってほしい!初参加の方や、当日店舗での展示の方もたくさんいる!知らなかったサークルさんとの出会いがあるはず!

この日のために、店舗アレンジやアバターを作成している方もたくさんいることはTLやイベントタグからも窺えました。
システムの不便さに負けて、もういいや、ってなってしまったら、もったいないし、悲しい…。

だったら、会場内をまわれるような企画があればいいんじゃない?! 目的があればちょっとは違うんじゃないか!
となっていたところ、イベント主催さんからも背中を押されたこともあり、草案を詰めることに。
※あと、これ甘えなのですが、今回のイベントに参加されるかたってヒカセン*1なんですよね。ヒカセンってお使いエキスパートじゃないですか…。
もしミンにアートマ集め、数々のお使いクエスト…。それらを体験されているので、あの、ちょっと不便でも…やって、くれるかなって…すみません。

ちょっと振り返って

ペーパーテーマはこれでよかったな、と振り返って思いました。
企画で提出してもらうペーパーテーマは、作品元の推し。
推しはキャラクターでなくてもよい、がCP要素はNGとしました。

今回CP要素なしにした理由は、CP数が膨大すぎるとか、会場で目に入るのと所持するのでは違うだろう、と思ったこととか、いろいろ理由はあるのですが、ひとまず置いておきます。※ここらへんは草案ツイートにぶら下げてます。

「誰かが推しを推す姿」は健康にイイ!という理念が自分にあったというのもあり、集まったペーパーにめちゃめちゃ元気をもらったんですよ。
くわえて、普段描かないけど推しなんだよね!という方からの驚きや、ここのマップのこのポイントが最高!っていう話だったり、愛用のミニオン*2に、装備の話、種族諸々…

多種多様!!!!
え、最高じゃん…!まさにエオルゼア*3の宝石箱や~!
ってなっていました。

自分たちが遊んでる世界が膨大な情報を孕んでいて、そこで遊んでいる人たちがそれぞれ違う視点をもっているからこそ、ここまで多種多様な「推し」があるんだと思いました。

ターゲットの話

余談なのですが、企画をするにあたって、誰向けの企画なのか、というのはきちんと決めていました。
今回の企画でいえば以下の方がコアターゲットです。

  • ピクスクイベントを体験してみたい人
  • 見て回ってみたい人、ぶらぶらしてみたい人

もちろん、全ての方に楽しんでいただけるなら、それに越したことはないです。
「推し作家さんのペーパーだけ欲しい」という方には不向きの企画であることは、草案時に気づいていましたが、それでも自分が企画でしたいことは「イベント感」を感じることだったので、ここは企画理念を通しました。
どんな方でも参加してくだされば嬉しいのは大前提でです。

その代わり、イベント開催から数日で参加サークルさんは企画ペーパーを公開可能とさせていただきました。
面倒、というお声は直接いただくだろうと考えていたので、覚悟をしていたのですが、そんなことはなく。
楽しかった!知らないサークルを知れてよかった!というお声を多々頂戴できたのは、とても嬉しかったです。

草案と周知と正式告知

そもそもとして、サークルとして参加してくれる方の見込みがなければ始動もできない企画。
所感を知りたく、twitterにてアンケートをとることにしました。
こちらはイベント主催さんや他サークルさんの方々がRTしてくださったことで爆速で票が集まり始める。
そのことにおびえ始める自分。とんでもないことに手を出してしまったぞ…。
でも、なんだか楽しそう、みたいな雰囲気はサークルさんから感じ取っておりました。ありがとうございます。
また、アンケートの結果から、みなさんが気にされているのはスケジュールであることが知れました。デスヨネ!と、企画の正式告知の折にスケジュールは必ず公表することを決める。
※ちょうど、原稿中の方や、これから始める方の多かった時期だったというのと、年末でもあるので尚更スケジュールはきちんと出すべきだと思いました。
自分では予想した数字よりも多くの票が集まり、もうやるっきゃないぜ!みたいな気持ちになる。後には退かない、と心に決めました。

主催としてやったことフロー

  1. 企画を詰める → 正式告知
  2. 参加表明への対応
  3. 提出対応 かつ サークル店舗への掲載KWの送付
  4. 配付PDF、企画店舗の準備 その他サポート
  5. 当日対応 〆作業

大まかな全体フローはこんな感じでした。

企画手始めにやったこと

企画全体の「やることのリストアップ」です。
頭の中にあるとすっぽ抜ける可能性があるので、企画のことはgoogleスプレッドシートにまとめました。

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画像はすでにカテゴライズされたあとの状態の一部分ですが、初期の状態では煩雑に羅列してあるだけでした。

これには、

  • 決まっていること
  • まだ決まっていないこと
  • 悩んでいること
  • アイディアやメモ

など、頭の中にあることをまるっと全部文字として記載。
一旦思いついたままに書き出し、後でカテゴライズしていき、情報整理を行いました。
これを書いていくと、「あれ、ここどう対応しようかな」とか「こういうふうにするなら、ここ要注意だな」とかも浮かんでくるので、全部書きだす。
自分はこれが草案の穴をつぶす作業、かつ、企画を詰める作業でした。
この時点で全体のスケジュールも確定させます。
このスケジュールは公表するスケジュールだけでなく、自分の作業予定も含めます。

告知をするにあたって

告知に必要なものを洗い出し

  • 企画の名前
  • 企画アカウントの類(gmail,twitter)
  • 企画サイト(企画内容詳細)
  • 告知用画像

おおまかにこれだけ必要とし、上から優先的に対応します。

企画の名前

今回はあえて、ペーパーラリー企画という名前ではなくラリー企画と銘打ちました。
というのも、各サークルさんを回って集めるのはペーパーではなく、KWなので誤解を招きそう、となった。
初めてやる形態の企画なので、先入観があると認識齟齬が生まれかねないのは避けたいところでした。
参加サークルさんに描いていただくペーパーのテーマが「推し」だったので、「エオ推し!!ラリー企画」という企画名にしました。
名前が決まったら、英語版も作ります。メアドの取得や、企画アカウントのID名に使用するため。
補足:エオ=エオルゼアの略。今回のイベントの作品元の世界を指します。 
名前が決まったらロゴも作成。

企画アカウントの類(gmail,twitter)

こちらは取得するだけ。
企画告知までに、アイコン画像とgmailの奥付の用意をする。

企画サイト

カロリーが高い項目です。これを見れば、企画のことがまるっとわかる!と参加者さんも安心だと思います。
twitterだと流れてしまうので、twitter先行で呟いた情報も企画サイトへの反映を行うようにしました。

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先の段階でがんがんメモっていたものをコピペしてサイト構成を考えました。
あわせて各ページの記載内容もコピペしておく。
順番はあとから整理すればいいので、思いつくままのほうが思考の取りこぼしが少なく、速いかと思います。
スクショの中には実際サイト上にないものもあります。不要と判断しました。


サイトサービスなり、サーバー契約したりなどして、企画サイトを作成し、情報を流し込みます。
どんな企画なのか、どうやって参加するのか、参加サークルだったら必要なものは、スケジュールは、などなど。
なるべく分かりやすいように、サイトに記載します。(したつもりです…!)
特にスケジュールは事前アンケートで気にされている方が多く、またサークルさんにご協力いただくこともあったので、STEP別にフローチャートを掲載しました。

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打消し線が引いてあるところは、日付が過ぎたり完了した項目です。

あと今回はgoogleフォームを多用しました。
使用したところは、

  • 参加表明
  • ペーパーデータの提出
  • 確定SPNo.の報告(任意)

です。

またフォームからの送付データは別スプレッドシートに集約されるように設定。
1枚のシートを見れば、サークルの提出状況、SPNo等が一覧でわかるようにできたのは、運営をするうえでとてもよかったと思います。
くわえて、こちらのシートには各参加サークルに掲載していただくKWもメモしたりしてました。

なぜフォームを多用したかというと、手間が省けると思ったからです。
文字打つの面倒ではないですか…?特にメール…。

ただでさえ年末進行の差し迫る最中、原稿もやってイベントの準備もあって、そして企画にまで参加してくださることを考えれば、メールを送ってもらうよりも気軽なんじゃないかと思いました。
記入してほしい必要事項はこちらで項目を設定できますし、win-winでは?!

ペーパーデータの提出に関しては、参加サークルさんの使い慣れたファイルストレージサービスにUPしていただいて、そのURLを記載していただくという方法でした。
また、こちらの提出方法については、企画終了後参加サークルさんに配布したアンケート(こちらもgoogleフォームを使用)にて、お答えいただいた全てのサークルさんが「良かった」と回答してくださったのは嬉しかったです。

「確定SPNo.の報告」は、Web開催ならではで店舗を非公開にできてしまうので、準備ができるまで非公開にしている方も少なくないです。
ただそうなると、傍からは配置されたサークルさんの名前が表示されないため、SPNo.を確認することができません。
また、イベント主催さんがSP配置を行うことが事前に分かっていたので、SPNo.が確定されたらサークルさんは高確率で確認します。(告知をされる際などで必要なので)
なので、ご自身のSPNo.を確認したら教えてくれるとありがたいです!ぐらいのニュアンスでお願いしました。
確定SPNo.は、企画サイトでの掲載とラリーマップを作成するのに使用。

横道:サーバーの話

jimdoやWiXの使用も考えていたのですが、やりたいことがほとほとできず、だったらhtml直打ちさせてほしいとなったりした身だったので、無料サーバーを使うことにしました。
Wordpressを使える無料サーバーを探し、starfreeさんに辿り着いたのですが、ここで問題が。
自宅の回線を少し前に変更した関係でIPが海外IPとして認識されている自体に。日本にいるのに、Web上では海外にいることになっている…。
starfreeさんは海外IPだと申し込みすらできない状態…。
そ、そんなぁ、とちょっとうなだれました。IPは、自分じゃどうすることもできない…
自分の個人サーバーに置くことも考えたのですが、あそこは自分の実験場と化しているので、整理するのが億劫で…。(魔境)
諸々探して辿り着いたにはxfreeさんでした…。期限ありきではありますが、ずっと残していても仕方がないので、ちょうどいいのでは、とも思ってこちらのお世話になりました。
※なので、企画サイトは2021年1月末で公開終了です。

告知用画像

いよいよ告知をするぞ!という段階です!
告知関連は画像を付けたほうが目を引きやすいので、重要であればあるだけ画像をつけました。
急遽、とかだった場合はちょっとできなかったのですが…。

余談ですがtwitterで告知をする際は1枚、ないし4枚画像を張るなら16:9比率、2枚なら、8:9比率を徹底しました。
サムネと戦いたくなかったのです…。

今回はスケジュールをでかでかと記載。
周知のためにもイベント用の告知タグをつけて呟きました。

ただ盲点だったのが、作ったばかりのアカウントはハッシュタグ付きで呟いても、ハッシュタグ検索一覧に載らないのですね…。
なので、自分の個人アカウントから企画内容とともに、参加表明受付開始しました!と呟きました。

あとは参加表明が来たら、メールを返信します。
一応、サイトと重複する内容ではありますが、企画詳細とかスケジュールとか、企画主催としての約束ごとなどをまるっと記載したメールを送っています。
参加を募る間は、個人原稿を進めたりしてました…!せっかくのオンリー!!絶対新刊出したい…!!

零れ話

最初のうちは5人参加サークルさんがいれば、イベント内企画として体は成すな~とか考えてました。
※イベント告知サイトに企画応援バナーとして掲載してもらえる条件が、参加サークルが5名以上いることだったので。

告知から2日目で5人を超えて無邪気に喜ぶ。イベント主催さんに、イベント告知サイトへ企画のバナーの件で相談しました。
10名参加してくれたら、ありがたすぎるな~!とか考えていましたが、その日の夜には10名を超えてました。本当にびっくりしました…。

ただ、今回参加サークルさんが非常に多いイベントなので、ホールが分かれることを考えれば、できればたくさんご参加していただきたい気持ちはありました…!

企画サイトの参加サークル一覧を更新するとともに、更新したらtwitterで告知を行う。これにより、周知の意味合いもありました。くわえて11月3日が参加表明〆切であることも記載。(まだ受付中であることも周知)

そうして迎えた参加表明〆切日。フォームは期間で閉じてくれないので、手動で閉じます。
述べ、34サークルにご参加表明いただき、盛大に喜ぶ。やったー!!!!!大感謝…!

35と書いているには自分も換算してます。企画サイトの参加サークル一覧に自分も掲載しているので、ここの数はあわせました。

横道:スケジュールとタスク管理の話

今回、企画関連と自分の原稿イベント準備があったので、スケジュールもといタスク管理を徹底して行いました。
忙しくなると、やることが頭から零れ落ちがちなので、それを避けるためです。
自分が行ったやり方はA4サイズの紙にgoogleカレンダーを印刷(半面にひと月分のブロックマンスリー)、その下部に手書きで○日までにやることのtodoリストを書き込んでいきました。
※すでに全体の作業スケジュールは組んでいるので、スケジュールは上部マンスリーに、マンスリー下部は付随したタスクリストです。

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めっちゃ汚い…。誰かに見せるわけじゃないし、自分が分かればいいや、と誤字もたくさん…。これは10月分ですが12月分は見せられないほど最高潮に汚い。

ペーパー提出対応~掲載KWについて

ペーパー提出対応(都度)

ペーパーの提出がされたら、企画で定めた仕様通りのものか確認します。(サイズ、dpi数などなど)
確認ができたら、拝受のご連絡とともに、お礼といただいたペーパーの感想を送りました。
真っ先に見せていただくんだもの!しかも、この企画のためのペーパー!書き下ろしですよ!!!!せめて感想を送らせて欲しいよ!!!!

提出タイミングによるのですが、掲載KWの発行日付が過ぎていたら、掲載KWも一緒に記載。
掲載KWの発行日付前にペーパーを提出いただいた方へは、KW発行日にメールにてKWをお知らせ。

横道:掲載KWについて

こちらは参加サークル数が決まらないと確定できなかったので、「サイト上で○日以降に送付します」と記載してました。
そして、掲載KWはペーパーと引き換えで送付としたのは、急な体調変化でペーパー作成やサークル準備ができなくなってしまった場合を考えてのことでした。時節柄大いにあり得るので。

また、メールをたくさん送ると埋もれてしまうこともあって、1つのメールの文章量が多くなってしまうのですが、なるべくまとめたかったというのもあります。


参加サークル=掲載KWの数として、どうしようかと悩んだりもしました。35文字。ローマ字読みにしてダウンロードのパスは出来上がった日本語とか、など。
ただ、いろいろなワードを探したり組み合わせたりしているうちに、ふと、作品元の祈りの言葉はなんだったかなと調べてみたんですよ。

ピッタリ35文字~~~~~!!!!神様ありがとう~!!これにしますわ~!!!

あまり予想できないほうがいいかな、と思ったのですが、この言葉の英語表記の初出は2016年公式新年の挨拶「ゲルンの託宣」(多分)
覚えてないよ…、たぶん。。。でも、これ以上に相応しい言葉はない気がして、ひとまずKWを仮確定。(のち、いろいろ考えて、確定)

最終的にやってみて、出来上がった全体KWの意味を調べてくれた方々からは、ポジティブなお声が多々届いたので、やったぜ!という気持ちです。
やっぱり、組みあがったものが自分たちの愛する世界に関連するものだと、心にくるなと思います。


掲載KWの送付をはじめるとともにに、企画サイトに参加サークル向けのKW掲載方法を掲載。
ピクスクの掲載方法はいくつかあるので、パターン別に。

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また、掲載自体も手間かとおもったので、掲載に必要そうな画像素材も用意しました。(任意で使ってくださいニュアンス)

当日へ向けて(配布PDF、店舗の準備、その他)

配付PDFの準備

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全ての参加サークルさんのペーパー提出が完了したら、これをPDFにまとめます。
主催側で用意したのは、表紙、目次、ワンクッション画像(余談にて記載)、裏表紙です。
まず、台割を作成しました。
同じキャラクター、分類のペーパーが近くなるように。文章量なども鑑みてバランスがよくなるように並び替えました。

余談

作品元がオンラインゲームなので、一般/参加サークルさんのゲームのストーリー進行度がバラバラであることは予想できました。
なので、ビジュアル面関連のネタバレは差し置いても
(これは公式がもうじゃんじゃか出してしまっている、かつイベント内を歩き回れば見えてしまうことので、すみませんが許容とさせていただきました…)
ストーリー内容については踏みたくない方がいるだろうということで、大型パッチ(ストーリーが大きく進むタイミング)のタイトル別にワンクッションを挟んでそこにしおりを追加しました。後からでもアクセスしやすいように。

企画店舗の設定

ピクスペ( pictSPACE)にて、イベント会場に設定する企画店舗と鍵付きのDL店舗の2つを用意。
というのも、鍵付き店舗でもイベント会場店舗として設定すると鍵店舗ではなくなってしまうからです。(会場からでは鍵を使わずに頒布物が見れてしまう)
なので、イベントに設定した店舗に鍵付き店舗へのリンクを張って誘導しました。
ここで、なぜ頑なにピクスペにしているか、という点なんですが、

  • 長文のパスワードが設定できるもの
  • DL数が分かるもの

の条件を満たしていたというのが大きいです。
利便性をでいえば、鍵付きのファイルストレージサービスを使うほうがいいかもです。
※boothは主催自店舗を別のものに使用しているので、利用できず。

当日の企画店舗と企画アバターはこんな感じにしました。

失敗談

企画のDL店舗をピクスペにしたのですが、アカウントは自サークルのアカウントで新規店舗を作成しておこないました。
ですが、そうしたことによって通知がとんでもないことに。
ピクスペは通知が店舗ごとに分かれておらず、いっしょくたに表示されてしまいます。また、ステータス更新されるたびに通知がくるので、表示されている未読件数とメールの嵐に唖然としました。
通知はひとつずつクリックしないと消えないので、ひたすら無心で既読作業を行うことに…。
面倒でもアカウントを別にすればよかったな、と思いました。

その他(マップ作成など)

12月頭頃、イベント主催さんよりSPNo.確定のお知らせが出される。
出された瞬間に次々とSPNo.の報告がくる。本当にありがたいことです…!
また、こちらから報告いただいたことにメールを送ることはしませんでした。
フォームから回答していただいた後の表示にその旨は記載し、お知らせ済み。

いただいたSPNo.をもとに企画マップを作成します!
また、今回はイベント主催さんがモニター上で使える超絶素敵テンプレートを配布されていたので、それに則って作成。
それとは別にA4サイズで印刷可能なマップも作成しました。

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手書きでメモされる方用です。
こちらはネップリにも登録し、ご自宅にプリンタがなくても印刷できるようにしました。KWの並べ替えが用意にできるように番号もふって、それがメモできる箇所も用意。

失敗談:フォーム設定ミス

SPNo.報告フォーム、主催の設定ミスにより一部の方が報告できない状態に…。
このことはすぐに参加サークルさんがDMにて報告をしてくれて、事なきを得ました…!
本当に助かりました…。ひやっとしました…

当日間際

最終チェックリストをtwitterで流す。

念のために…。
当日は企画主催が各参加サークル掲載チェックを行うことを伝えていたのですが、Web開催はその場にいなくても開催できるが利点!
もしお出かけされてたりしたのに、企画主催から連絡があったらいやだろうな、というのもあり、うるさいかな、と思いつつも掲載。

!!当日!!

開催時間は11:00!無事に寝坊しないでおきました…。
11:00の開場とともにダッシュ!各サークルの掲載KWのチェックに向かいます!
チェック項目としては、

  • KW掲載箇所
  • R18店舗の頒布物一覧への掲載になっていないか
  • 店舗と掲載KWに相違ないか

こちらを重点的に確認しました。
あと、お品書き画像内に掲載されている方は前日の深夜、もうこの時間以降は変わらないだろうという時間にチェックしたり…。
参加サークルさんの中にはこのように設定しました、と事前にメールにて画像つきでお知らせくださった方もいて、お心遣いに感謝…!

チェック時に、おや?と思った方にはメールとDMにてご連絡。そして掲載KWを一時的に企画店舗に掲載。twitterにてアナウンスを行う。
ただ、お忙しいだろうにすぐご対応いただけたので、大きな問題ではなかったです!
対応完了のご連絡を頂戴し、確認。企画店舗に掲載したKWを非公開に。アナウンスしたツイートにスレッド形式で再度アナウンス。

横道:おはようございます!

サークルさんをまわる際に、絶対やろう!と思っていたことがあって。
それは店舗にサークルさんのアバターがいらっしゃったら、「おはようございます!」と言うこと。
最高じゃない? リアルイベントで言うでしょ?!
という気持ちでした。

あと、リアルイベントでの開場内アナウンスでも言われますね。準備をしながら「おはようございます!○○(イベント主催)です」って耳に入るのもイベント感だな、と。

もちろん、いらっしゃらなかったり、いらっしゃっても離籍されてる方もいましたが、いる!って気づいた限りはチャットでご挨拶してました。
私はとっても楽しかったですよ!一言二言会話して、じゃあ次チェックいってきますね!いってらっしゃい!ってやり取りが生まれたりして。
めぇっちゃ楽しい~!イベントじゃん~~~~~!!!ってなってました。

全ての掲載チェック完了

全ての掲載チェックが完了したら、ひとまず企画は小休憩しました。中の人はごはん…を食べつつ、別ブラウザにて自分のアカウントでログインし買い物へ走る!!!
中の人離籍中は企画本部のあるアライアンス(ホール)入り口で、固定発言放置をしてました。
@イベント内企画開催中です!詳しくは「こ5」まで
といった感じで。「こ5」は企画本部SPNo.です。
発言の前に@をつけると操作をしない限り吹き出しは消えず、落とされません。

ご挨拶

戦利品とごはんで心もお腹も満たされたので、各参加サークルさんへご挨拶へ。
ご挨拶がてら、書き込みボードへ諸々のお礼を書き込みを行いました。
企画ペーパーは参加サークルさんにはお配りするつもりだったので、こちらの送付タイミングなどのご案内も一緒に記載。

チェック時同様、お見掛けしたらひとまずご挨拶。
あ、って反応があれば会話をさせていただいたりして、とっても楽しかったです!
個人だとなかなかそうはいかないのですが、「企画」という繋がりがあったので、お声掛けはとってもしやすかったです!

私事ですが、リアルイベントの時に新刊で利用した印刷所ご担当の方がSPまで挨拶にきてくれると、私はすっごく嬉しいんですよね…!
だから絶対ちゃんとご挨拶に行こう!って思ってました!

あと書き込みボード!ピクスクのイベントに参加しているのなら、是非触ってほしい!と思ったのもあります。
書き込みボードはイベント会場からだけでなく、ピクスクサイトの書き込みボード一覧からも確認できるので、その場にいらっしゃらなくても会場からメッセージを残せるのは嬉しいです。

イベント閉場

名残惜しいけど、これでイベントはおしまい。
本当に、本当に楽しいイベントでした。
頭割りイベントはイベント主催さんが凄く力を入れてくれていて、その熱意がいろんな方にどんどん伝わっていった、とっても素敵なイベントだったな!と。何度思い返しても、楽しい気持ちが思い起こされます。

記事の最初に記載した『リアルイベントで感じた「イベント感」そのものが感じられるなんて思ってなくて。』というのは、完全に誤りでした。完全に「イベント」でした。
イベント主催さんがたくさん頑張ってくれて、他のサークル参加者さんたちが互いに情報共有して助け合って、いろんな方のアイデアが連鎖反応をおこしていたんですよ!
このお祭りをみんなが楽しもうとしていたのが伝わって、イベントって場だけを指すんじゃないんだって改めて思いました。言葉ではないけれど、ポジティブな気持ちを渡しあうような感覚がしました。

企画がどれだけ「イベント感」に貢献できたのかはわかりませんが、それでもいただいた数々の言葉にやってよかった!という気持ちでいっぱいです。
書き込みボードからいただいたお言葉や、イベントタグでのご感想の中で、
「楽しかった」「新しいサークルを知れた/本を頼んだ」「たくさんのサークルを見て回れた」といった数々のお言葉に、胸がいっぱいになっておりました。
画面の前でチョット泣イタ…。

当日の反省点

当日はほぼほぼ会場に張り付いていたので、twitterまわりで企画関連のサーチができず…。
参加者さんの中には、パスワードの並べ替えがわからない、や、パスワード入れたのに間違えてるって言われるなどを後から目にしました。
それらのツイートに関して企画主催がサポートに回れなかったのは申し訳なかったな…と。
ただ、とても助かったのは、それらのツイートに対して別の参加者さんが自主的にサポートしてくださっていたんですね…。
とってもとっても、ありがたかったです!もちろんフォロワーさん同士であったりとか、出来得る範囲でということは重々承知しているのですが、それでも大変助かりました!
この場を借りて、お礼申し上げます。ありがとうございます。

イベント後対応

さて、閉場の余韻に包まれながらも、参加サークルさんへ向けて企画ペーパーを送付。
その後は2日後(DL猶予としてとりました)にDL店舗を非公開作業。+アナウンス。

これをもって、本当に企画は終了です。

想定を超える、沢山の方が参加してくださって、本当にありがたい気持ちでいっぱいでした。

企画をするまでも、始動してからもソワソワドキドキしていたのですが、
ゲーム内のセリフ「踏み出した先の明日は、きっと楽しい」という言葉に支えられていたりなど。何かにチャレンジするときに、唱えたい日本語殿堂入り。
自分自身が踏み出した身でありますが、企画参加サークルさんの中には初めて「企画」というものに参加された方、ペーパーを初めて作成された方がいることに「踏み出す」ことの機会になれたことが大変光栄にも思えました。

終わりに

この記事がこれからピクスクイベントで企画をやってみたい!という方の一助になれば幸いです。
「こんなことやってたんだ」や「もっとこうしたほうがよさそう」など何か得るものがあればこの記事の目的は果たしています。

ピクスク自体が、まだまだこれからなサービスだと1ユーザーとして思っています。
盛り上げるのも、盛り下げるのもユーザー次第だな、と。
ただ、この状況下でもイベント感の片鱗を味わうことができるのは、私たち限界同人マンにとっては希望なのではないでしょうか。
もちろん不便な部分もあるのですが。そのことに目を瞑る必要はなくとも、楽しめる方向にもっていきたいですね…!でも、システム的に不便なところは改善対応してほしいな…!

さて、長々と書き連ねてしまいましたが、ここで企画忘備録を閉めさせていただきます。
汝らにクリスタルの導きあらんことを…!

 

 

最後の挨拶なに?って思った方へ*4

そんな貴方に「FFXIVフリートライアル」というものが存在する…!
PS4、PS5、PC(Win,Mac)で遊べます。2021/1現在、物語の大体半分が無料で体験できます。(ネット回線は必要)
半分~?ってちょっとでしょ? → まさか!!!超大ボリュームだよ!!!!
オンラインって四六時中、誰かとやらなきゃいけないんでしょ?
 →その人の遊び方とコンテンツ次第かと。自分は大半の時間、1人だよ…。

まずキャラクター作ってくれ…、めっちゃいいから。種族差もあって、自分好みのキャラクター作ってみてほしい…。それだけでもいいから…。
そしたら、ちょっと動かしてみたくなるから…。どんなふうに動くのかな、って思い始めちゃうから…
そのキャラクターが、その子と一緒に歩いた世界が、自分にとって大事な存在になるんやで…
エオルゼアで、お待ちしていますね…。

※記載したとあるWebオンリーとイベント内企画は非公式であり、FF14公式、関連企業、関係者とは一切関係ありません。

 

*1:作品元のプレイヤーの総称

*2:自分の操作するキャラクターに追従してくるミニキャラ

*3:作品元の世界/地域の名称

*4:「フォー○と共にあらんことを」や「長寿と繁栄を」みたいな祈りの言葉